エピローグ １

蒼真と微妙にコラボ予定
いろんな人を出す予定です。
今回は予告？

唐突に訪れた、終わり。

探索禁止のお触れが流れ、混乱に巻き込まれた私たち。


こうなってしまっては、私たちはどうしようもない。
相談の結果、私は帰ることにした。
それなりの期間、元の場所での義務を果たさないままなのだし。

今の私でも帰ることに問題は無い。
多少苦労するだろうけれど、ほんの数日ですむと予想してる。
ちなみに、蒼真さんたちは残るらしい。
まだ、戻っていないから、と。

『でも、せっかくなのだから挨拶くらいして帰りたいところですね。』
「そうだよね…でもみんなどこにいるんだろう」
『そこが問題ですね』
「…うーん…。みんなに頼むしかないか。」
『…それが一番手っ取り早いですね』

そう、今までも何度かその方法で届け物をしてきた。

今日は何を持たせようか。
別れのこころが伝わるものがいい。

でも、悲しみや苦しみだけじゃなくて
この後も続く道への、期待も。

『何を作るか、決めましたか？』
「うん、決まった。」

届けるよ、別れと、未来への希望を。

もう少しだけ、待っててください。