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ちょっとだけミスってました。
主に三人称。
遺跡の外。
街のそこら中に不思議な人たちがいっぱいいる。
ソウマさんも、自分のほしいものがあるようなので、分かれて探索中だ。
私も、この島で動くために必要なものを取引して回っている。
ついさっきまでこの湖の伝言を通じて、自分のできることを手伝いにいってきたところだ。
その途中、この島を去るというある女性に出会い、新しい装備を作ってもらった。
ガラスのかけらから生成される魔力のこもった装飾、魔弾を作ってもらうのはこれが数度目。
少し違う生成法は、見ていて面白かった。
「ありがとうございます、大事にしますね。」
物静かで、少し、ゆっくりとしたしゃべり方の少女が、笑顔で後ろで手を振っている。
一緒にもらった素材は、今度、遅れてこの島へ来た人たちへのイベントに、使えたらいいなと思った。
私自身も、もう、この島に来てもうすぐ2ヶ月になる。
時の流れが異常なのにはもう慣れた。
あちらではどれだけのときが過ぎているのか。
気にしてはいなかったが、私ももうすぐ、17歳になるのだろう。
この島の力は、私に多大なる影響を与えている。
つなげなかったはずの扉も、つなげるときは近いだろう。
けれど、そのとき、私の力が暴走しない自信は、まだ、ない。
『優歌、何を考えていますか?』
「…ううん、なんでもないわ。」
『(なんでもないという表情ではないような気がしますが。)
そうですか。ならいいのですが』
「私の用事はこんなところかしらね。ソウマさんたちと約束した場所に戻りましょう」
『わかりました』
街を歩いて抜け、遺跡のそばへ。
先にソウマさんたちは用事が終わったらしく、座って待っていた。
(あ、優歌ちゃんー!)
「あ、きたきた」
「お待たせしました。そちらは収穫ありのようですね」
「うん、なかなかいい収穫だったよ。」
『こちらも上々のようです』
「さて、これからなんですけど。」
そう、一度少し深めまでもぐっていた理由は取引のため。
不思議な戦いをこなすたびに手に入る、少し違う物体たち。
それは、遺跡の外での取引に使えるから
先にそれを手に入れて、いろいろと整えようという話になって、少し深くまでもぐっていたのだ。
「宝玉、取りに行こうか」
「…はい」
「僕らが持ってる魔法陣には、火の守護者、イガラシのそばの分だけない。
できればイガラシから倒しにいきたいから、まずそこの魔法陣、取りに行こうかなと思う」
「わかりました。ではまずはそちらからですね。」
「うん。さて、いこうか」
「はい」
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Special Thanks
百煉さん(321)
島を去られるとのことで、取引のきっかけがありました。
これからのご多幸、お祈りしています。