False Islandに参加中の優歌の日記など。
PLの雑記や個人的補足などを交えたブログ。
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これで最後。
プロローグはまた別に書きます。
0日目が更新されたら。
届いた手紙は招待状。
もう一度、やり残したことを。
プロローグはまた別に書きます。
0日目が更新されたら。
届いた手紙は招待状。
もう一度、やり残したことを。
執務室で差し出された、封筒。
「…なんですか、それ」
「お前宛だよ。」
―文月優歌様
封筒にはそう、書かれていた。
「…そのようですね」
「行くんだろう?」
封筒を開くと、そこには見たことのある文章。
一通り目を通していく彼女。
「これは、置いていきますね」
「…つなぎになるかな?」
「なると思います。なので、置いていきますね。
…急ぎの仕事とかあったら、飛ばしてください。
それぐらいを受け止める力くらいは、残るでしょうから」
封筒の中に招待状を直して、執務机に置く。
腰に下げていた杖と一緒に。
「…気をつけていっておいで。いつ行くんだい?」
「明日にでも。」
「ポーは、連れて行きなさい。」
「…はい、視長。」
「空野と、空翔君には伝えておこう。…彼らもいけたらよかったのだが。」
「そう簡単には、行きませんから。あわせたかった人もいたのですけど。」
「…そうなのか。」
「…はい。では、失礼します」
優歌が、頭を下げ、執務室から出ていったのち
ドアが静かに閉まると同時に、目を閉じたまま、口を開く泰遠。
「―“つなぐは、隔たれた世界。つながれるは小さな紙。”」
ふわり、と執務机に置かれた招待状が浮かび上がる
「“またぐは我が優しき歌。またがぬは我。刻限は明日。繋がれた紐は、優しき歌が還るときまで。”」
ふう、と息を吐いたと同時に、招待状は、また、執務机の上に舞い落ちた。
「この旅は、優歌に何を得させるのだろう。
願わくば、苦しみではないことを。」
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