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False Islandに参加中の優歌の日記など。 PLの雑記や個人的補足などを交えたブログ。
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体を離れた心と、繋がる道


【ポー】
思いのほか、つらい戦いになった。
優歌はまだ思うように動けないし、あのアルミ缶たちの動きは
なにやらこちらの力を下げてくるようで。

結局、この戦いも、こちらが傷つく結果となった。
向かってくるものたちを退けられない場合、多少休憩するだけでは、回復が追いつかない。

相談の結果、外に戻って建て直し、ということになったようである。


優歌はまだ、“優歌”には戻れていない。
機械のように戦うだけの…
―第一部隊“満月”隊長 藤本優歌 のままだ。

心は、どこに行っているんだろうか。


迷っていなければいいけれど。


【空翔】

痛みがずっと続いていて、結局眠れなかった。

日付が変わったころから、さらにひどくなったような
優歌の体だけが先走っているような、そんな感覚。

心配で心配で仕方ない。

業務が遅れては困るので、執務室に向かう。

「…ひどい顔だな」
「そう、でしょうね」

いいながらも、俺が机に付こうとした瞬間、ため息と言葉を聞き取った記憶で途絶えている。

「………“ 寝なさい”」


+++++++++++++++++++++++++++++++

不思議な黒い空間。

そこには誰もおらず、何も無い。
―はずだったのだが。

手をつないだ双子と、不思議な男が一人。

『おやおや、招かれてない方がおられますね』
「……俺の事か?」
『ふふふ、まぁ、かまわないでしょう。あなたも上陸を望まれるのでしょうし』
「っ!」
『ご心配なく。少々予想外の事態だったからお迎えにあがっただけ。
体に“いまのところ”悪影響はないし。
その方に肉体にお戻りいただきたいだけですので、導いてやってくれますかね』
「……どうすればいい」
「その手をつないだまま、こちらに来てくれれば、それだけでいいよ」

飄々とした男に、引きずられるように、二人が歩き出した

+++++++++++++++++++++++++++++++


覚醒と同時に、あわてて起き上がる。

「……よく、寝たかい?」
「…はい。不思議な、夢を見たような気がします」
「そうか。さて、準備をしようか」
「準備、ですか?」
「そう。君が“あちら”にいく準備をね」


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